2009年10月01日

戦争と原爆についてあまりにも知らなすぎる

少し前のことだけれどアメリカの歴史教科書では
日本との戦争と原爆についてどのように語られているのだろう、
という疑問がふと頭に浮かんでから、
そのことに興味を持ち始めたファイナンシャルプランナーの鬼塚です。

さっそく関連しそうな本を探して2冊購入しました。

このところ忙しくゆっくりと読書に没頭するまとまった時間がとれなかったので
常にカバンの中に入れて持ち歩き空いた時間に少しずつ読み進めました。

その矢先に国連安保理で「核なき世界」決議が
全会一致で採択されたことは私に不思議な感覚を与ました。

この不思議な感覚は以前にも味わったことがあります。

それは社会人になったばかりの頃に海辺のカフカを読んだときのことです。

作品の中で空から魚が降るシーンが出てきます。

それはとても印象に残る場面でした。

何日か後の朝、寝ぼけながら見ていたニュースで
空から魚が降ってきたとアナウンサーが口にしたとき、
実はまだ夢の続きを見ているのかと混乱したことがあります。

このように本の中で書かれていることが現実の世界で実際に起きたときに
私は不思議な感覚を持つことになります。


話をアメリカの歴史教科書に戻します。

2冊の本を読了して感じたことは、
私は戦争と原爆についてあまりにも知らなすぎるということです。

真珠湾攻撃にいたるまでの背景や原爆が投下された理由など
これまで深く考えたことはありませんでしたし、
そのような機会に恵まれませんでした。

原爆にたいして私が持っていたイメージは、
日本の行き過ぎた帝国主義にたいする制裁であったというものや、
それよりも何よりも言いようのない恐怖、
つまり死を直接的に連想させるとにかく怖いものでした。

私が学校で学んだ原爆についての知識は
このような恐怖感という漠然としたイメージだけです。

しかし私はこの怖いというイメージのその先を知りたいと思うようになりました。


たった2冊の本を読んだだけですし日本人の著者が書いたものですから、
完全に中立的で客観的な情報ではないことは理解していますが、
それでもずいぶんと理解を深めることが出来たように思えます。


「核なき世界」

実現には多くの困難があるであろうということを想像することは
誰にとっても容易いことだと思います。

しかしもし、実現することができれば…

子供たちは核兵器の脅威から解放された世界に生きることが出来ます。

それはきっと素敵なことではないかと思います。


それでは、また。




Posted by 鬼塚祐一 at 14:27│Comments(0)
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