2009年05月01日

特攻の母が伝えてきたこと

先日の昭和の日は絶好のお出かけ日和でしたね、
ファイナンシャルプランナーの鬼塚です。

私はというと、

2年ほど前からずっと訪れたいと思っていた、
知覧に足を運ぶことができ、ついに念願が叶えることができました。

どうしてこれまで行かなかったかというと、
生半可な気持ちでは足を踏み入れてはいけないと思っていましたし、

まだその準備が自分には出来ていないと感じていたからです。


だから、早く知覧に行けるような人間になろうと、
1日1日を積み重ねてきました。


そして、たまたま今のタイミングでお誘いを頂き、
ついにこの時が来た、と感じたので行ってまいりました。


知覧に到着するとまずは、

特攻の母、鳥濱トメさんの富屋旅館別館でお食事を頂きました。


帰り際に女将さんに、

「先ほどお召し上がりになったお弁当の意味をご存知ですか?」

と尋ねられ、知らないと答えると、

「少しお時間があればお話しますが…」

とおっしゃって頂いたのでお話を伺うことができました。


女将さんは話を終えると、

「普段はあまりこのような話はしないのですが、
 皆さんを見ると何か感じるものがありましたのでお話させていただきました。

 これもご縁ですね。輝いて生きてください。」

という言葉を添えて送り出してくださいました。


富屋旅館別館を後にした私たちは、
すぐ側にある富屋食堂を完全復刻したホタル館に行きました。

そこで感じたことに関しては今の私には何も語ることができません。

ただただ涙が頬をつたいそれをハンカチで拭いました。


その後、いよいよ知覧特攻平和会館に向かいました。

展示してある遺書の数々を見ると、

そこには私よりもはるかに年下の少年たちが書いたとは思えない、
立派な文章そして文字がありました。

ここで感じたことも今の私には何も語ることができません。


それから2日が経ちましたが、
まだ現実の世界に戻れていない感覚があります。

そのような中で思うことは、

私たち大人が嘘が無いように、
思い合う心を大切にして、

一人ひとりが輝くこと、

そしてそれを子供たちに伝えていくことが、
大人の役割のひとつではないかということです。


それでは、良い連休をお過ごしください。



Posted by 鬼塚祐一 at 18:26│Comments(0)
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